私たちは、30年以上にわたって、様々な種類の建築の設計に携わってきた建築設計事務所です。住宅、集合住宅、店舗、事務所、幼稚園、中学高等学校、大学、寄宿舎、研究所、寺院など様々です。
建築の用途種類が変わっても私たちが一貫して目指してきた建築、それが長寿命建築物です。

長寿命建築物は耐震性と耐久性の双方ともを兼ね備えた建築物をさします。

構造体をまずしっかりと強固に作り耐震性を高めた上で、自然の雨や風から構造体を守 るための、しっかりとした覆いを作ります。その覆いは屋根であり外壁であり、サッシです。この覆いの力で構造体は長寿命となることができます。

この覆いの選定が、長寿命建築物を作り上げるために最も重要なポイントです。高価な材料が必ずしも良いとは限りません。激しい気象にさらされる材料は経年で必ず劣化してしまいます。この劣化した部分を的確に新しい材料に交換できる建物であることが重要なのです。

この覆いの材料は、構造体を守るだけでなく、住む人の生活空間を快適に保つための視点が大切です。断熱性能、遮熱性能、防風性能、防火性能などの防御的な性能と共に、良い気候条件の時には、大きく窓を開き、自然の風や屋外の緑を直接楽しむことのできる開放性にも留意しなければなりません。長寿命建築物は省エネルギーを大切にする環境建築でなければいけません。

一方、建築物の内部を改造しやすく作ることも大変重要です。おおよそ20年に1回程度は、どの家でも大改造が必要になるのです。その時に、建て直さなければいけないような建築の作り方はけっしてしないということです。

都市に建ち並ぶ、建築物を総称して既存ストックと呼びます。私たちの仕事は、できるだけ良いストックを生み出そうと努力する一方で、既に建っている既存ストックの価値を発見し、再生して、さらに長く活用できるように変えていく仕事、つまり、リノベーションの仕事に、しっかりつながっているのです。

     1級建築士事務所 東京都知事登録 第19370号    管理建築士 一級建築士大臣登録 第98991号 近角真一